【Visual Studio スニペット入門 第3回】
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Visual Studioの隠れ神スニペット5選
知っているだけでコーディングが速くなる
Visual Studioには、あまり知られていない便利なスニペットがあります。
基本の
- if
- for
- foreach
は有名ですが、実はそれ以外にもかなり便利なものがあります。
ここでは授業でも役に立つ5つを紹介します。
1 ctor(コンストラクタ生成)
入力
ctor
Tab
Tab生成
public ClassName()
{
}クラスを作るときによく使います。
例
class PhoneData
{
public string Name { get; set; }
public string PhoneNumber { get; set; }
ctor
}Tabを押すと
public PhoneData()
{
}になります。
クラス学習では非常によく使うスニペットです。
2 propg(読み取り専用プロパティ)
入力
propg
Tab
Tab生成
public int MyProperty { get; }値を変更させたくないプロパティに使います。
3 propfull(フィールド付きプロパティ)
第2回で紹介した propfull です。クラス設計で、値のチェックや変更時の処理を書きたいときに使います。詳しくは第2回を参照してください。
4 sim(static Main)
入力
sim
Tab
Tab生成
static void Main(string[] args)
{
}コンソールアプリの入口です。
※最近の.NETではトップレベルステートメントのため、あまり見ないこともあります。
5 tryf(finally付き例外処理)
入力
tryf
Tab
Tab生成
try
{
}
catch (Exception)
{
}
finally
{
}第2回の try に finally を加えた形です。リソースの解放など、必ず実行したい処理を書くときに使います。
授業でおすすめのスニペット
職業訓練校などの授業では、まず次の4つだけ覚えれば十分です。
- if
- for
- foreach
- prop
これだけで
- 条件分岐
- 繰り返し
- 配列処理
- クラス設計
が書けます。
コンソールアプリでは cw(第2回参照)も便利です。クラス学習に入ったら、ctor を追加すると効果的です。
スニペットは「プロの入力方法」
プログラマはすべて手入力していると思われがちですが、実際は違います。
多くの場合
- スニペット
- 補完
- テンプレート
を使って書いています。
つまり速く書く技術もプログラミングの一部です。
まとめ
Visual Studioには、便利なスニペットがたくさんあります。
特に覚えておきたいものは
- if
- for
- foreach
- prop
- ctor
この5つです。
慣れてくるとコードを書くスピードがかなり変わります。
次回
次回は「classスニペットとctorを使うとクラス作成が10倍速くなる」を紹介します。PhoneData のようなクラスを、30秒で作る方法を解説します。