【Visual Studio スニペット入門 第1回】
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Visual Studioのスニペットを使ってコードを書く
手入力を減らしてプログラムに集中する方法
プログラミングの授業をしていると、よく次のようなことが起こります。
- カッコ
{ }を閉じ忘れる for文の書き方を思い出せないif文の形が崩れる
これは理解が足りないというより、入力作業の負担が大きいために起こることが多いです。
そこで役立つのが Visual Studio のスニペット(Snippet) です。
スニペットとは
スニペットとは、よく使うコードのひな形を自動入力する機能です。
例えば次のようなコードがあります。
for (int i = 0; i < length; i++)
{
}このコードを手で全部入力する必要はありません。
Visual Studioでは
for
Tab
Tabと押すだけで生成されます。
代表的なスニペット
授業でもよく使うものを紹介します。
if文
入力
if
Tab
Tab生成されるコード
if (true)
{
}for文
入力
for
Tab
Tab生成されるコード
for (int i = 0; i < length; i++)
{
}foreach文
入力
foreach
Tab
Tab生成されるコード
foreach (var item in collection)
{
}プロパティ
入力
prop
Tab
Tab生成されるコード
public int MyProperty { get; set; }スニペットのメリット
スニペットを使うメリットは次の通りです。
1 タイプミスが減る
初心者がよく間違える
{ };()
などが自動で生成されます。
2 コードの形を覚えやすい
スニペットを使うと
if → Tab → Tabのようにコードの形が目に入りやすくなります。これは学習上とても重要です。
3 プログラムの本質に集中できる
本来プログラミングで重要なのは
- 何を作るか
- どんな処理をするか
です。
しかし初心者は
- 括弧
- 構文
- スペル
などに気を取られがちです。
スニペットを使うことで考えることに集中できるようになります。
授業でのおすすめの使い方
私の授業では次のようにしています。
1 行は必ず自分で書く。スニペットは使ってよい。
つまり
構造はスニペットで作り、処理は自分で書く
という方法です。
例えば
for
Tab
Tabで骨格を作り
Console.WriteLine(i);などは自分で書きます。
寿司職人の例え
プログラミングはよく寿司職人の修行に例えられます。
最初は
- 包丁の使い方
- シャリの握り方
などを覚えます。
しかし
- 包丁は道具
- シャリの機械もある
だからといって寿司の味が自動で決まるわけではありません。
プログラミングも同じです。
スニペットは包丁のような道具です。
大切なのは
- どんな処理を作るか
- どんなプログラムを設計するか
です。
まとめ
Visual Studio のスニペットはプログラミングの入力を助ける便利な機能です。
覚えておくと
- 入力ミスが減る
- コードを書くスピードが上がる
- プログラムの理解に集中できる
というメリットがあります。
次回
次回は「Visual Studio スニペット完全一覧(よく使う10個)」を紹介します。10個覚えるだけで、コード入力がかなり速くなります。